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店長日記
恵美婆ちゃんのさぬきの雑煮
2008年12月25日

もうすぐお正月ですね。お正月といえば雑煮ですよね。
そんなわけで今回は今年の初めに記事にした我が家の雑煮をもう一度ご紹介したいと思います。

我が家では ばあちゃんがつくります。
(私の母です。74歳天皇陛下と同じ年)たまに使っているようです。ハイ・・どうでもいいか!
詳しく説明しますと、10人前作りました。
まず、だしはいりこと昆布使ってます。
いりこは伊吹島産(脂が少ない)小羽か中羽(小、中くらいの大きさ)を10ぴきくらいで十分です。
あごでもかつをでもそうですが、だしにするには脂が乗っていないものがよく小羽か中羽が良いです。
かつを節の場合は高知や鹿児島沖でとれたものなら【戻り】がつをよりも(たたきならVY,GOOD)
【行き】がつを(北上するやつ)を使い、日本一の燻製技術で何度も燻し日に干した
イノシン酸たっぷりの枕崎産が最高です。話をもどします。
いりこを(7.8時間前)から1000MLの水につけておきます。(昔から香川のうどんやが使う手です。)
水出しならイリコのはらわたをいちいち取らなくても大丈夫。それにこれがなんと品のいい出しになるんですよ。
目隠しして出すとえびやほたてのだしとまちがえるくらいです。
当然いりこが取り出しやすいように布袋にでも入れておきましょう。
いりこを取り出しこのだし汁にだし昆布(大人のてのひら、チェホンマンまではいらないと思う)に
数ヶ所切れ目をいれグツグツ煮込み沸いたら昆布を取り出し
輪切りにしたにんじん(中 1本)  大根はいちょう切りに(中 10CM) 
油あげは約1まい5,6ミリに切り
野菜が煮えたらそこにさぬき白味噌(甘くて品の良い味と色)を。
大学時代に敏感なやつはこのあたりえ”え”-・・・白味噌~?とこう来られました。
こっちとしては小さい頃から当たり前なんですが・・・ここまでならまだいいんですが
次に焼いたあん餅と言うと、グア~・・・と6・7割のやつが顔をしかめます。あんこ??
ですから本当はあまり言いたくなかったんですが・・ハイ でもそんなの関係ねー!
これが私の家の(香川でよく食べられている)雑煮なんです。
仕上げに上にみつばと青海苔を飾ったら出来上がりです。
野菜入りぜんざいなんでしょうね。
住めば都、なれれば天下。
澄まし汁の雑煮もOKだから私はどこでも住める二刀流とでも思っておきましょう。
             




で全国的にはいろいろありますね。
ぜんざいそのもの(出雲あたり)が雑煮のところ、ぶたを煮込んでつくる雑煮(沖縄)、
私が一番興味があるのはだしを何でとっているかというところなんです。
九州の長崎、佐賀、福岡あたりはトビウオ(あご)がよく使われているようですね。
でもこの地方ではこのだしに、具はこれなんて簡単にはいかないでしょうね。何でもありのルールなんだかね。
そうそう北海道はこんぶやカニ、鮭などいろいろあるようです。
大まかでもいい18きっぷで全国歩き回って実際にいろいろ聞いて食べてみたいです。

このブログご覧になってたら、皆さんいろいろ教えてください、勉強不足でこれからも精進します。



                                店長 竹本博文